なる法どう?
+プロフィール+
行政書士 二瓶裕史
信州大学を卒業と同時に平成14年「行政書士二瓶事務所」開業。消費者問題・NPO法人の設立からサポートまでを主業務としていたが、近年はより幅広く市民生活サポート、起業家支援に力を入れている。また、積極的に講師業も行っている。


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意外と知られていませんが法律はあなたの身近なものです。
このコーナーではそんな法律を紹介します。得するかも?
海外先物取引

 「確実に儲かります。会って話しだけでも聞いてもらいたい。いつか時間をとってくれませんか?」

 なんて電話がしつこくしつこく何回も職場にかかってくるので、回りの目も気になり、つい

「分かりました。○日にお話だけ聞きます」

と答えたら最後。実際会って話しを聞いてみると非常に感じのいいセールスマンでひたすら

「必ず儲かる」

を連発。
多くの人はここで契約してしまいます。でも、勇気を振り絞って

「お断りします」

と 言ったら豹変、

「せっかくお前のために交通費使ってきてやったのに、なんだ。損害賠償請求するぞ」

なんて意味不明なことを言って逆ギレし、それに震え上がって契約書にサイン。

こんな悪質な商法の被害が広がっています。この契約の内容、どんなものかと言うと、

「いまは大豆の価格が底値だけど、もうすぐ高騰するから今のうちに投資しておけば1ヵ月後には何倍にも儲けてます。この低金利の時代に、うれしい話でしょ?」

ってことです。

もちろん、ちゃ〜んとした先物業者はあります。ただ、経済に関して素人の個人が先物取引に手を出して成功する確率なんてほとんどありません。その素人の甘さにつけこんで困惑させて契約を迫る業者がいるのです。
よく、悪徳金融業者に借りたお金全額返そうとすると、返せない細工をして延々と利息を払い続ける羽目になったって話は聞きますよね。この海外先物取引も似たところがあって、損が出てくると

「もう50万円投資すれば損を挽回できます」

ということ をひたすら続けることになります。

これももちろん、クーリングオフが可能です。ただ、クーリングオフができるのは「海外」先物取引の場合です。
そして、契約を解除したいと言うことを相手に言うとお決まりの文句があります。

「うちと契約解除しても、すでにシカゴ市場と契約されてるんだから、そちらの契約は解除できませんよ。おたくが英語で交渉して契約解除できるんですか?」

と。

これは根も葉もないウソですね。クーリングオフ期間。すなわち海外先物取引では14日間ですが、その期間は熟慮期間として、先物業者がシカゴ市場への注文はできないようになっています。
海外先物取引は悪徳商法の中でも被害金額が非常に大きくなります。100万円からはじめてもあっという間に数百万払うことになる場合も。そのために消費者金融で借金する方もいるそうです。

契約後14日間であれば、相手が何を言おうと毅然とした態度で安心してクーリングオフ手続をしましょう。
2009/03/23 UP