なる法どう?
+プロフィール+
行政書士 二瓶裕史
信州大学を卒業と同時に平成14年「行政書士二瓶事務所」開業。消費者問題・NPO法人の設立からサポートまでを主業務としていたが、近年はより幅広く市民生活サポート、起業家支援に力を入れている。また、積極的に講師業も行っている。


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意外と知られていませんが法律はあなたの身近なものです。
このコーナーではそんな法律を紹介します。得するかも?
○「遺言なんて縁起でもない」は、昔の話

最近、テレビや雑誌で頻繁に取り上げられるようになった「遺言」。なんでこんなに取り上げられるようになったかというと、「遺言について知りたい!」という人が多いからに他なりませんね。そして、それだけ遺言というものが大切なものだ、との認識が高まっている証拠だと思います。
少し前までは、「遺言なんて、自分の死の時を考えるみたいで縁起が悪い」なんて思う方が多かったかと思います。しかし、遺言は残された家族に渡すことのできる最後の手紙です。そこで、残された家族への愛情として遺言を作成する、という方が増えてきているのです。また、毎年1月に遺言を書くことを習慣にしている、という方もいらっしゃるようですね。
ただ、気をつけないといけない点がいくつもあります。記載漏れや記載ミスがあったために無効となってしまっては悲しすぎます。日付・署名・印など。遺言の分類としては代表的なものに「自筆証書遺言」というものがあります。これは全部自分で書いて保管しておくものです。一般的な遺言のイメージですね。でも、自分で書いて誰のチェックも受けなかった遺言は記載ミス等があり無効になってしまい、また、他人に偽造・変造される恐れもあるため完全なものとはいえません。そこで「公正証書遺言」というものがあります。私のところでも遺言に関してのご依頼を受けたときには公正証書遺言の作成をお勧めし、その手続をさせていただきます。完全な遺言書を作る。大事なことだと思います。「相続」を「争族」にしないためにも・・・。
2010/09/08 UP