<心を揺さぶる上映会>FROM EAST
〜協力〜
fromEast
長野県塩尻市大門4-4-8
Tel:0263-52-0515
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映画コラムニストの合木こずえです。
映画館で生まれ育ち、役者を目指して 進学し、
結局映画の仕事に戻ったはぐれ者です。
生まれた時からスク リーンの前にいるので、
数限りなく観た映画のシーンが常に頭を駆け巡り、
現実の中にそれを求めて落胆ばかりしています。

FROM EASTは、
1995年に一旦東京を引き揚げて来たときに作った上映会です。
フランス映画やイギリス映画が大好きなので、
渋谷のBunkamuraル・シネマや銀座のシネ・スイッチ、
日比谷のシャンテ・シネなどで上映される作品を選定して、
日本映画の秀作も織り交ぜ、毎月1本〜2本、
1週間または2週間と限定して上映しています。
今月上映するのはBunkamuraル・シネマで大絶賛された 「やわらかい手」というイギリス+フランス+ドイツ+ベルギー+ルクセンブルグ合作作品。
やわらかい手
大事な孫息子の手術費を稼ごうと、風俗店で「ある仕事」に就くヒロインの、懸命に働く姿が映し出されます。これはおすすめ。
私は自分の感性で選んだ「心から感動できる作品」だけをラインナップしているのですが、マリアンヌ・フェイスフルの「やわらかい手」は自分でももう一度観たいと思うお勧めの秀作です。
彼女はその昔、ミック・ジャガーやボブ・ディランを虜にした貴族出身の女優兼作詞家でしたが、ミックの影響なのか、ドラッグに手を出して一時引退。 療養生活を経てカムバックした超大物です。彼女がアラン・ドロンと共演した「あの胸にもう一度」のジャンプスーツ姿に惚れ込んだモンキー・パンチは、マリアンヌをモデルに峰不二子のキャラクターを作りました。 でも今は体型も性格もすっかりまあるく優しくなり(本人は心のとんがり方は変わっていないと言ってますが)本格的な演技派女優に転身しました。

「やわらかい手」はそんなマリアンヌならではの気丈さが発揮される感動作。スクリーンにぐんぐん惹き込まれる快感を是非味わって下さい。

みなさまのご来場を心よりお待ち申し上げます。

やわらかい手

「やわらかい手」は5/17(土)から23日(金)まで。
土日は 20:30のレイトショーのみですが、平日は10:30と20:30のモーニング&レイトショーがございます。 ※田舎はプレイガイドがほとんどないので、前売券(\1,300)の電話予約を受付けております。 当日でも可能ですので、ご一報下さい。TEL:0263-52-0515 東座