<心を揺さぶる上映会>FROM EAST

~協力~

fromEast

長野県塩尻市大門4-4-8
Tel:0263-52-0515

~執筆者紹介~

映画コラムニストの合木こずえです。
映画館で生まれ育ち、役者を目指して 進学し、 結局映画の仕事に戻ったはぐれ者です。
生まれた時からスク リーンの前にいるので、 数限りなく観た映画のシーンが常に頭を駆け巡り、 現実の中にそれを求めて落胆ばかりしています。

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FROM EASTは、
1995年に一旦東京を引き揚げて来たときに作った上映会です。
フランス映画やイギリス映画が大好きなので、
渋谷のBunkamuraル・シネマや銀座のシネ・スイッチ、
日比谷のシャンテ・シネなどで上映される作品を選定して、
日本映画の秀作も織り交ぜ、毎月1本~2本、
1週間または2週間と限定して上映しています。

黄色い星の子供たち

フランス・ドイツ・ハンガリー映画/2時間5分
1/7(土)~1/13(金)
毎日10:00/20:30
料金:当日券 ¥1,700 前売券¥1,300(電話予約可)
※1/7,8,9の3日間のみ正月 特別料金にて一律千円

<1942年7月16日、パリに住むユダヤ人たちは、ヒトラーのユダヤ人迫害政策により一斉検挙されヴェル・ディヴ(冬期競輪場)に収監された>
50年もの間フランス人をはじめ誰もがこの事件をそう認識していた。ところが事実は違った。ユダヤ人を検挙したのはナチスにおもねるフランス政府だったのだ。

黄色い星の子供たち

1995年7月16日、シラク大統領は、ヴェル・ディヴで、国家が犯した過ちと時効のない負債について語り、国家の責任について演説した
「フランスは何のために罪のない尊い命を差し出したのか」
これは、迫害を受けながらも懸命に逞しく生きた子どもたちと、献身的に彼らに尽くした看護師の真実の物語。

黄色い星の子供たち

ここにはじめて事件の全貌が明かされる1942年6月、ユダヤ人のジョーは、黄色い星型のワッペンを胸につけさせられ、屈辱的な生活を強いられていた。それでも家族は仲睦まじく、貧しくとも、どの家にも笑いが絶えなかった。
ジョーの仲良しシモンは、弟のノノにカフェの前で歌わせドイツ兵から小銭をもらい、彼らが捨てた吸い殻を集めては父親に持って帰り、子どもなりに逞しく生きていた。そこへ襲った突然の一斉検挙。抵抗もむなしく彼らはひとり残らず逮捕されヴェル・ディヴへと連れて行かれる。水も食料もない競輪場で1万3,000人のユダヤ人が震える中、医師は自身も検挙されたユダヤ人(ジャン・レノ)ひとり。血眼で奮闘する彼のもとに赤十字から新人看護師のアネット(メラニー・ロラン)が派遣される。

黄色い星の子供たち

監督のローズ・ボッシュは、当時11歳だった男性の告白をもとに丸3年の歳月をかけて史実を検証し撮影に臨んだ。彼女の脚本を読む前から出演を決めていたメラニー・ロランは、生涯をかけて不公平と闘ったこの看護師を「英雄であり真実の人」だと語る。彼女の鬼気迫る演技、子どもたちの健気な姿に胸揺さぶられ、今さらながら戦争の狂気を恨まずにいられない「観るべき映画」「観ておかなければならない秀作」と世界中の新聞や雑誌が提唱する大作。文部科学省特別選定作品

黄色い星の子供たち

1942年の2月、小学生だったフラソワーズ・モレシャンは、仲の良かったクラスメイトのエレーヌが、ある日突然、胸に黄色い星型のワッペンをつけてきたのを不思議に思い、それは何?と訊いてしまった。「だって、私はユダヤ人だから...」エレーヌは小さな声でそう答えたという。夏休みが始まる7月「ではまた9月の新学期に」と手を振った友人とは、それきり会うことはなかったドイツ軍だけでなく多くのフランス人が戦争犯罪に加担していたという事実が、70年もの歳月を経て、ようやく映画で明かされ、モレシャンは、その夏、エレーヌに起こった出来事をこの目で見たような気がしたと語っている。

黄色い星の子供たち

フランス・ドイツ・ハンガリー映画/2時間5分
1/7(土)~1/13(金)
毎日10:00/20:30
料金:当日券 ¥1,700 前売券¥1,300(電話予約可)
※1/7,8,9の3日間のみ正月 特別料金にて一律千円

(電話予約受付中) 0263-52-0515 於:塩尻・東座(駐車場完備)

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2011/12/29 UP

~映画の見方メモ~

私の上映会には「通りすがりに時間つぶしのために、ふらっと立ち寄る」方はいません。皆さん、この日は映画を見る、と計画し、スケジュール調整し仕事や家事を片付けてわざわざ来て下さる映画ファンばかりです。ですから当然ながら携帯電話の電源は切って下さいますし、上映中の私語や物音も極力慎んでいらっしゃいます。それは映画に限らず、他人と芸術を共有する場合の最低限の決まり事です。でも芝居やコンサートを観に行くと、必ず無神経な音を出したり携帯の画面を光らせたりする方がいます。そういう方は多分プライオリティーが「そこ」にはないのでしょう。だったら来ないで下さいと言いたくなりますね。ひとつの素晴らしい芸術を他人と一緒に味わう、という歓びは、マナーを守るという思いやりがあってこその感動だと私は思います。

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