2011年6月19日(日) 長野県伊那文化会館 オペラ春香プレコンサート |
上伊那唯一のオーケストラ、伊那フィルハーモニー交響楽団
伊那谷の音楽シーンを作っていると言っても・・・いいんじゃない? とにかく、音楽漬けの毎日を送っている伊那フィル団員さんに 音楽について"なんでも"語っていただくコーナーです。 クラッシックはもちろん、音楽だったらなんでもあり! 私がはじめて出会ったクラシックは、小学生のころ家にあった イ・ムジチ合奏団「ヴィヴァルディ・四季」のLPです。 音楽より絵に興味があったのでミュッシャ風の四季の精が描かれたジャケットのほうをよく憶えています。このLPをお持ちの方がいらっしゃるのでは?なんせ時代を超え日本で一番売れているこの組み合わせですから。この曲で今私が聴いているのはファビオ・ビオンディ率いるエウロパ・ガランティ(1991年録音)のCDです。こちらもまた名盤!ソネットがそのまま音になっています。こんなに弦の音って多彩なのね〜と感動します。2000年録音はさらに凄まじいようですよ、興味のある方は是非手に入れてみてください(そして私に貸して・・・!)。 オケに参加しながら音楽をしていてよく思うことは、 女性は勉強で音楽を聴き、男性は趣味で音楽を聴く(集める!)です。それに続いて、なぜ、同じ曲なのに違う演奏者で何枚も必要なのか!?いっこあれば充分じゃん!・・・と。それは大いなる疑問でした。しかし、以前伊那フィルの定演でブラームスをやった時、心優しい友人(モチ男性)がチェロの旋律(どソロ)の部分だけ6バージョンをCD1枚にまとめてくれました。それを聴いてみたら速さだけではなく1個1個の音の長さやニュアンスの違いがよくわかり「あら〜、ほんとにそれぞれ違うのね〜」と納得。そんなこともあり、いろんな演奏を聴くのがクラシックの楽しみかたなんだな〜とうっすらわかってきました。 そして、今私が「勉強」で聴いているのはバーンスタイン&アムステルダム・コンセルトヘボウ「マーラー・巨人」(1986年録音)、ゆったりした演奏です。お勉強で聴くにはテンポが重要ですね。弦楽四重奏ではハーゲンやアルバンベルグが有名ですが、超高速の超絶技巧は「ほ〜すごいのお!」と楽しむのはいいけどとてもついていけない・・・。そこでベートーヴェンもモーツァルトも現実的なテンポで弾いて(くれて!?)いるズスケカルテットがお気に入りです。 ひとつの楽譜でプロもアマも、聴くのも弾くもの楽しめる!これこそがクラシックの醍醐味だ〜!そんな訳で加藤家の楽譜とCDは増殖中で〜す。 2011/01/21 UP
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