~伊那フィルからのお知らせ~
+次回演奏会+
伊那市合併10周年記念演奏会
「第九」
2016年6月12日(日)
長野県伊那文化会館
上伊那唯一のオーケストラ、伊那フィルハーモニー交響楽団
伊那谷の音楽シーンを作っていると言っても・・・いいんじゃない?
とにかく、音楽漬けの毎日を送っている伊那フィル団員さんに
音楽について"なんでも"語っていただくコーナーです。
クラッシックはもちろん、音楽だったらなんでもあり!
~クラシックオタクの小さな悩み~
私はなかなかゆっくりリラックスしてクラシック音楽を聴くことが出来ないんです。それは聴いてるうちにどんどんのめり込んでいってしまうのです。ある演奏を聴いては、「お!今んとこシャレてんなー。ちょっともう1回聴いてみよう」などと思い、聴き始めた曲をもう一度最初から聴きだしたりしてしまう事もしばしば。これが実際取り組んでいる曲になると尚更ひどいことに。同じところを何回も行ったり来たり。巻き戻しては聴いて、の繰り返し。…ところで話は飛びますが、『巻き戻す』ものが無くなった今の時代は『巻き戻す』ことは何て呼ぶのでしょう?プレイヤーなどにはFFなどと書いてありますが。。。もしや前輪駆動???
話を元に戻して、逆に気に入らない演奏のCDをつかんでしまった時のショックは大きいですネ。一応お金を出して買った以上最後まで聞くのですが、無言のうちにCDをケースへ戻し、そのままその辺へ。さようなら…。
DVDなどの映像の場合などは症状が一段とひどいことに。数秒だけ映ったVnの場面で「こんな風に弾いてるのか」と何度も見てみたり(今のプレイヤーは優秀で設定した所を何回も繰り返してくれるんです)画面の隅に切れてしまって見えるはずのないバイオリン奏者を体を斜めにして覗こうとしたり。まともに音楽を楽しんでる暇がなくなってしまうようなことに陥ってしまうのです。そんなこと、皆さんも心当たりありませんか?
そんな末期症状オタクにおススメなCD。ジャズだとなーんにも考えずにスーッとリラックスできるので、疲れた時など(1日練習でクタクタな時の帰りなど)よく聴きます。巨匠クラーク・テリーのユニット。最高です。トランペット、サックス、ピアノ、そしてベースとドラム。ジャズにしてはちょっと騒々しいかもと思えるような編成ながら、なんと落ち着いた心地いいサウンドなんです。いきなりの素早いパッセージのユニゾンの息の合い具合、そして間髪入れずに切れのいいテナーサックスのSolo。そして続くトランペットやピアノのSolo。嫌味なく、そして歯切れのいい音に聞いててスカッとします。これだけ大物がそろってると「俺が、俺が」とお互い主張しそうなものがお互いを持ち上げながらのパフォーマンスに感動しちゃいます。
それにしても、このセッション能力の高さ、ちょっと巻き戻して……。いやいや病気が再発しそうなのでこの辺で。
おススメCD♪Serenade to a Bus Seat♪
2016/04/21 UP