おかげさまで無事終了いたしました。 ありがとうございました。 +第22回定期演奏会(予定)+ 2009年12月 長野県伊那文化会館 シューマン:交響曲第3番 「ライン」 |
上伊那唯一のオーケストラ、伊那フィルハーモニー交響楽団
伊那谷の音楽シーンを作っていると言っても・・・いいんじゃない? とにかく、音楽漬けの毎日を送っている伊那フィル団員さんに 音楽について"なんでも"語っていただくコーナーです。 クラッシックはもちろん、音楽だったらなんでもあり! 〜ベートーベンの交響曲第7番〜 音楽はCDで聴くのもいいけどやっぱり生演奏がいい!と思わせてくれた演奏会がありました。学生時代に聞いたカラヤン指揮ベルリンフィルの演奏です。 貧乏学生がなけなしのお金をはたいて数万円もした演奏会を聞きに行ったのがベートーベンの交響曲第7番でした。レコードで聞くような(当時はまだCDプレーヤーを持っていなかった)有名オケの演奏会を聞く機会はそれまでありませんでした。東京文化会館の2階席。でも頭の上には3階席が屋根のように。あー、席がもう1列前だったら。 チューニングのAの音が出たときからこちらの方が緊張してしまいます。やや早めのテンポ設定ながらリズムは最後までだれることなく、歌うべきところではしっかり歌う。そしてあのベルリンフィルを十分に鳴らしたロマンティックな演奏はとても熱くまさに名演と言うにふさわしい演奏だったと思っています。音楽を聴いて感動するってこういうことなんだと思った瞬間でした。 少々マニアックな話になります。最近「ベーレンライター新校訂版による演奏」といううたい文句を聞くことがありますが、これはどういうことなのでしょう。 ベートーベンを演奏する場合、以前はほとんどのオーケストラがブライトコプフ社のベートーベン全集による楽譜を使用していましたが、ベーレンライター社から新校訂版というのが出版され、これがベートーベンがもともと書いたものに忠実であると言う評価になったのです。そして流行のようにベーレンライター版が多くの演奏会や録音で取り上げられるようになりました。ところが、最近になって今度はブライトコプフ社から新ベートーベン全集が出版されたのです。これからベートーベン演奏はどうなっていくのでしょう?なんとなく聴いても違いは分からないんですけどね…。まあ、時間のある方は聴き比べてみてください。 ちなみに、前出のカラヤン:ベルリンフィルはブライトコプフ旧全集版、この間の伊那フィルはベーレンライター版の演奏でした。 と言うわけで、お勧めは カラヤン指揮ベルリンフィル:F28G 22022 征矢健之介指揮伊那フィル:(非売品)聞きたい方はお近くの団員まで 2008/12/08 UP
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