伊那谷の夜空
伊那文化会館
プラネタリウムからのお知らせ
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夏番組
〜8月24日(日)まで
夏の星空とDINOSAUR‐恐竜‐

新番組
8月30日(土)
〜H21.1月12日(祝)
「宮沢賢治 銀河鉄道の夜」

詳しくは当館ホームページを
ご覧ください。
http://www.inabun.or.jp/

〜協力〜
伊那文化会館

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伊那の市街地を見渡し、南アルプスを望む春日公園に、
長野県伊那文化会館があります。
その2Fにプラネタリウムがあり、夜空にまたたく星たちのお話をしています。
星先案内人がおくる夏の星空2008
※星先案内人とは、水先案内人にかけて筆者が勝手に自分をそうよんでおります。

今年の夏、なんといっても目をひくのは南の空で巨光を放つ木星!
太陽系で最大の惑星です。
直径は地球の約11.2倍、重さは地球の約318倍もあります。
木星が明るく輝く いて座から西へ(右の方へ)目を動かすと、
さそり座の心臓にあるアンタレスが輝きます。
赤ら顔の星なので、日本では“酒酔い星”という呼び名もあります。

さそり座やいて座が輝くあたりは天の川の姿も美しい。
エジプトでは天のナイルというそうだから、伊那谷で川といったら、暴れ天竜!
ここで眺める天の川は、“天の天竜川“と呼びたいですね。

H20夏の星空U
↑クリックして大きな図でご覧ください。

さて、この“天の天竜川”をグゥーッと頭の上へたどっていくと、
川をはさんで東側の岸に真夏の女王 ベガ、西側の岸に飛ぶ鷲 アルタイルが輝きます。
この二つの星が、七夕伝説で知られる“おりひめぼし”と“ひこぼし”です。
さらに、川を北へたどるとすぐにもう一つの明るい星にたどりつきます。
はくちょう座のしっぽ デネブです。
ベガとアルタイル、デネブを結んでできるのが「夏の大三角」です。
夏の夜、この二等辺三角形を見ると、切ったスイカに見えてしまうのは私だけ!?
三角形の中の星は、スイカの種・・・
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夏のおすすめ星空スポット
伊那市長谷にある、標高1800メートルの鹿嶺高原(かれいこうげん)。
夏の時期にはキャンプ場も開設されているから、家族や仲間で楽しめますよ。
夜になったら、満天の星空!! 
こんな時は、地面に寝転がって星空を両手いっぱいに抱きしめてみよう。

夏の星空を楽しむには、南がひらけているところがいいですね。
気軽にちょっと星を見上げたいときには、山際の少し標高が高くなっているところで
明かりの少ない所(場所にもよりますが、農道あたり)でも、結構見えますよ。
道の途中では迷惑にならないようにして、星空を楽しんでください。
(長野県伊那文化会館プラネタリウム担当 松尾さん寄稿)
2008/08/11 UP