伊那文化会館
プラネタリウムからのお知らせ ・・・・・・・・・・・ 【一般投映番組】 夏番組「ブラックホール 〜スペースキッズの大冒険〜」 8月23日(日)まで投映中! 投映日時=土曜・日曜と祝休日 @10:30 A13:30 B15:00 【夏休み特別投映】 8月4日(火)〜9日(日)、 12日(水)〜16日(日) @10:30〜(この回は土日のみ) 夏番組「ブラックホール」 A13:30〜 夏番組「ブラックホール」 B15:00〜「宮沢賢治 銀河 鉄道の夜」(大画面映像番組) ※休館日= 月曜日、保守点検日、年末年始 お問合せ=伊那文化会館 電話0265−73−8822 詳しくは当館ホームページをご覧ください。 http://www.inabun.or.jp/ |
伊那の市街地を見渡し、南アルプスを望む春日公園に、
長野県伊那文化会館があります。 その2Fにプラネタリウムがあり、夜空にまたたく星たちのお話をしています。
※星先案内人とは、水先案内人にかけて筆者が勝手に自分をそうよんでおります。
さて、今年の夏、星の話をする上ではずせないのは・・・ 7月22日の皆既日食!!!です。 日本の大地で皆既日食が見られるのはなんと46年ぶり! 今度、日本で日食が見られるのは、3年後2012年の金環日食、皆既日食に限定すれば、2035年まで待たねばなりません。 「日食」とは、地球の周りをまわっている月が、太陽の前を横切って、太陽の一部(または全部)を隠してしまう現象です。 先日、TVで、外国の専門家らしき方が「映画館で、人が前を通ってスクリーンを隠してしまうような感じ。人が前を通るのは歓迎されないが、月が通るのは大歓迎。」というような説明をされていました。“なるほど〜わかりやすい!”と思ったので・・ここで紹介させて頂きました。どうです?日食がどんな状態か、わかりましたか? 今回の日食は、日本では、皆既日食帯に入っている屋久島・トカラ列島・奄美大島北部などでは、皆既日食が見られ、それ以外の地域では部分日食となります。皆既日食帯に近い地域ほど太陽の欠ける割合も大きく、九州地方では9割も欠けます。 長野県では約75%太陽が欠けます!! [ 伊那市:食の始め9:52 → 食最大11:09 → 食の終わり12:27 ] 時間は、県内なら2〜3分のズレしかないので参考にしてください。 ただし・・・注意!! 普段何気なく空を見上げるように、肉眼で太陽を見てはいけません! 紫外線や熱線を通さないフィルターを使用した太陽観察用のメガネ(日食グラス)を使いましょう。現在、インターネットで取り扱っているところも多いですよ。 ただし、使い方には多くの注意があります。自分の大切な目を守るためです。注意書きをよく読んで正しく使用しましょう。 当館でも、日食観察メガネ販売中です!(税込399円:アイソテック(株)製) 事務所窓口で販売していますが、土曜日曜の投映後にはプラネタリウムでも販売していますよ。 ただ気掛かりはお天気・・・天文現象って、こちらは準備万端!にしていても、お天気次第で残念!ってことになるのはよくあること。梅雨明けているかしら? 当日は、私も会館の外で日食メガネを使って観察する予定です。 ☆これを読んでる伊那谷住人のあなた、伊那谷が好きなあなた、今回、皆既日食帯で皆既日食を見たら是非是非!伊那文化会館にご連絡を〜。星先案内人にその感動を聞かせてください!☆ ↑クリックして大きな図でご覧ください。 日食で少し熱くなってしまいました。 ここで、夏の涼しい夜空を見上げましょう。窓辺の風鈴♪を聞きながら・・・ 昨年の夏、射手座で輝いていた木星は、今年はおとなりの山羊座へと移り、上半身はヤギ、下半身は魚という可笑しな姿の尾の辺りで巨光を放っています。 8月15日は地球からみて太陽とは反対側にやってくる(これを「衝」という。)ので、この時期はほぼ一晩中見ることができます。 真夜中日付も変わり、夜明けが近づくころ・・・。 太陽が顔を出す前の東の低空に、“明けの明星”(金星)がすばらしい輝きを見せてくれています。そばには赤い惑星火星も見えています。さらには、月も並ぶと見ごたえたっぷり。(月が並ぶ日:6月20日、7月19日、8月18日) 日の出1時間前ぐらいが惑星たちの高度も比較的上がっていて見やすいです。特に、伊那谷は360度山・山!低すぎると山に隠れたままで、山から顔を出す頃には、もう夜明け・・太陽がぁ、ということに。なるべく東の山が低く見えるところがおすすめです。 “早起きは三文の得”夏の朝一番に星を見てはいかがですか。いつもと少し違う一日が訪れるかも!? (長野県伊那文化会館プラネタリウム担当 松尾さん寄稿) 2009/06/09 UP
|