伊那谷の夜空
伊那文化会館
プラネタリウムからのお知らせ
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【一般投映番組】
秋番組「シンシンの星空案内 中国の星物語」
【投映期間】
平成21年(2009)
8月29日(土)〜11月23日(月・祝)
【投映日時】
毎週土曜日・日曜日・祝日
午前10時30分〜、午後1時30分〜、3時〜
お問合せ=伊那文化会館
電話0265−73−8822
詳しくは当館ホームページをご覧ください。
http://www.inabun.or.jp/

〜協力〜
伊那文化会館

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伊那の市街地を見渡し、南アルプスを望む春日公園に、
長野県伊那文化会館があります。
その2Fにプラネタリウムがあり、夜空にまたたく星たちのお話をしています。
星先案内人がおくる晩秋の星空2009
※星先案内人とは、水先案内人にかけて筆者が勝手に自分をそうよんでおります。

今回は星先案内人に代わりまして再び、助手がご案内させていただきます。
夏は46年ぶりに皆既日食が日本で観られ日本列島が熱くなりましたね。前号で星先案内人も熱く語らせて頂きました。
で、秋ですけど、秋の見所はズバリ「しし座流星群」です!
簡単に言うと流れ星がたくさん見られるんで!!
流れ星っていったい何なの?というと、それは宇宙空間を漂うチリが、地球の大気に突っ込んできた時に発光する現象です。発光する高度は上空100キロメートル前後ですが、これを地上から見ていると、夜空を一瞬で駆け抜けていく星のように見えます。
時々ある一定の方向からいくつも流れる時があります。これは、チリが集まっている所へ地球が突入したからです。まとまって流れる流れ星を「流星群」と呼んでいます。
しし座流星群のピークは11月18日未明。NASAによると最高条件の所では1時間に500個という予想が出ています。さて、当日はどうなんでしょうか?
伊那では500個とまではいかないけど、100個以上見られ・・・・るといいですね。18日は平日ド真ん中ですから、次の日が仕事や学校って人も多いんじゃないでしょうか?(私は仕事から帰ってきたらすぐ寝て、4時頃起きて流れ星を待ってみようかしら♪)
流れ星を待つには寒さ対策を忘れずに!

そして、その流れ星と間違えてしまう、ややこしいものもあるんです。
けれど、流れ星と比べるとだいぶゆっくり。それは流れ星ではありません。
飛行機?・・飛行機は点滅しています!
じゃあ?UFO?・・それはワクワクですね!
でも、現実的に考えて、それは国際宇宙ステーション(ISS)や人工衛星です!
国際宇宙ステーションは、地上から約400キロメートル離れた地球周回軌道を周回しています。
宇宙空間を利用した様々な研究や実験を行うための、大きさはサッカー競技場くらいの有人施設です。
現在2010年の完成目指してアメリカ、日本を含め多くの国が協力し建設しております。
最近では若田宇宙飛行士が長期滞在し、活躍したのが記憶に新しいですね。
その、宇宙ステーションが、日本の上空にいて、なおかつ太陽の光が当たっている時は地上からでもその姿を見ることが出来ます。
先週久しぶりに見られてとても感動しました!木星の隣に並んだ時は木星くらい明るく見えたし!「あっあそこには7人の宇宙飛行士がいるんだなあ・・・」なんて思いました。
宇宙ステーションの見られる日時は宇宙航空研究開発機構(JAXA)のホームページでチェックして下さいね!

(長野県伊那文化会館プラネタリウム担当 有賀さん寄稿)
2009/11/16 UP