2009年5月24日(日)いなっせで行われるコンサート
『楽しい室内楽 Vol.3』
の裏側を出演者自らレポートしちゃいます♪
これを読めば演奏会を何倍も楽しめること間違いなし!
チェロの田畑です。
本番前、ゲネプロを除き、最後の練習となりました。
平光さんのご指導も熱が入り、あっという間に10時ー5時練習が終わってしまいました。
10日の練習で感じたことは、アンサンブルって、奥が深い・・・ということ。
当然、楽譜に書いてある音符を「音」にしなくては、アンサンブルになりませんが、
そのほかにも、ちょっとしたことで、全体の「出来」が変わってくる。
例えば、合図の出し方。
楽器を下げる、上げる・・・・そんな些細なことののですが、
合図の出し方が少し変わっただけで、不思議に合わせやすくなる。
そして、何より「音程」。
それぞれは正しい(と思われる)音程で弾いているのに、合わない。
音の強さ、弓の圧力、弓のスピード、音色のイメージなどでかわってくる。
「音の立ち上がりをハッキリ!」「でも、アクセントはつけない」
わかっている!・・・・と、思うものの、アレ??・・・難しい。
「序奏とアレグロ」、24日の演奏会がなければ、多分、私にとっては耳にする機会のなかった曲だと思います。
初めてスコアを手にした時、弦楽合奏なのに、段の多さにびっくり。
おまけに、同じパートで div がたくさん。
テンポはかなり動くし、いったい、この曲が出来るの?と(合うのかな〜?)心配になりました。
初めての曲を演奏するとき、私はいつも楽譜(あればスコア)を読んでから、CDなどを聴きます。
CDで初めて「序奏とアレグロ」を聴いて、(正直)弾かなくてもいいかな・・・・と。
思ったとおり、たくさんの音は重なっているし、どうやら私の苦手な「重厚な音」がいたるところに・・・・。
フーガなんて、どうやったら合うんだろー?重音どうしようー。
5月3日のフレスコの皆さんとの合奏、楽しかったですね。
セカンド・ビオラのお二人に感動!
1小節の中でも視線がトップ〜チェロと、常に周りに「目配り」
私とも何回も「目が合いました」。目が合うと「一緒に弾いている感」が増し、自分的には落ち着きます。
(・・・・が、もしかして「駄目だし」の視線だったら・・・・・ど〜しよー)
私は、とにかく「生の演奏」が好きです。
昨年秋ころから、私が足を運ぶ演奏会は「当たり!」続き。
しかし、ひとつだけ「ハズレ」演奏に遭遇してしまいました。
某有名指揮者、曲もよく知っている、会場は立派・・・・・、でも・・・・・。
そう、演奏者の「覇気」というか、何も伝わってこないんです。
個人的には、まだまだ不安な箇所があります。
本番までに完成しないかもしれません。が、
しっかり「気持ち」を込めて演奏したいと思います。
2009/05/17 UP