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ココロとカラダで旅するイーハトーヴの世界

キッズミュージカルの紹介
キッズミュージカル「ココロとカラダで旅するイーハトーヴの世界」無事終了いたしました。
ご来場いただきました皆様ありがとうございました。

今回は本番直前のお稽古の様子を紹介します。

この日は久しぶりに神崎先生がきてのお稽古でした。
子ども達はインフルエンザにも負けずに毎週末稽古を積み重ねています。
負けずに・・・といいたいのですが。
ココロとカラダで旅するイーハトーヴの世界
全員マスク着用命令が出てしまいました。
というのも、本番直前にきて何人もの子やその家族がインフルエンザにかかってしまい、特に台詞のある子がお休みしてしまったのでこれは大変!と大慌て。
ココロとカラダで旅するイーハトーヴの世界
今日はとりあえず代役で大人が入ってお稽古することになりました。
本日の代役は今回の舞台の音楽を一手に引き受けている吉瀬敬太さん。役者の経験もあるオールマイティな方なので、代役もこなしていただいています。

ココロとカラダで旅するイーハトーヴの世界
そして、小道具をつけて全部本番どおりのお稽古をします。これは裏側その1でご紹介したとおり、子ども達が自分の手で作った小道具です。
お尻をふるとシッポがゆれる、可愛い構造になっています。
小道具をつけたりはずしたりの練習もお稽古の中でしていきます。
本番のためにきちんと段取りを取って、本番での自分の動きを想像しながら、自分の小道具を自分で管理して準備をします。
大人は口は出しますが手は出しません。
これらも子ども達の中では手も大切なことになっているからです。
当然、中には小道具を忘れてきたり、準備をし忘れたりする子もいます。ですが困ったり恥ずかしい思いをするのは自分なんです。
そして何回もお稽古しますから、やり直すことが出来ます。次は上手くやろう、忘れないようにしようという意識を持って本番までには「忘れない練習」もできます。

ココロとカラダで旅するイーハトーヴの世界
こちらのシーンは、子ども達が神崎先生に好きなことをいろいろ一度に言い合うシーンです。
テーマは決めて有りますが、台詞は決めていません。
自分で何を言うかを考え、周りの子に負けないような大きな声で先生に声を届けます。
神崎先生によると、練習をするたびに言う内容を変える子が何人もいるそうです。それはとてもすばらしいことです。
こういうシーンでは「間違い」はありません。自分の思ったこと、感じたことをそのまま伝えることが正解になります。
これは大人が舞台で行うと「アドリブ」や「即興劇」となります。
実際頭の固い大人はアドリブや即興劇が苦手です。でも頭の柔らかい子どもにならそれが可能です。いつから子どもたちは頭が固くなるのでしょう。
周りの大人からは「しっかりしなさい」「きちんとしなさい」とたくさん言われて自由をなくしていきます。間違えないことばかり気にしてビクビクしながら生活してるのではないか、という気がしてなりません。ですがいつかは子ども達は自分の意志でいろんなことを決めていかなくてはならないのです。
子どもの自由な発想やストレートな感情を「出してもいいよ」と言ってあげられる環境のひとつが「舞台」なのではないかと思っています。
子ども達が自由に遊べて自由に表現できる環境がもっと増えたらいいなと思っています。

次回は舞台稽古から舞台発表本番の様子をご紹介します。

2009/11/26 UP
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